こむら返りはなぜ起こるのか
こんにちは!大久保ひまわり整骨院です🌻
今回は『こむら返り』についてお話します!
原因と症状
主にふくらはぎに起こる現象
こむら返りは主にふくらはぎを中心に筋肉が異常に収縮して痙攣をおこすことによって起こります。
こむらがえりの「こむら」はふくらはぎのことを指します。その名の通りふくらはぎに起こることが多くおこりますが、実は足の裏や指、太ももなど色々なところで起き、身体のどこにでも発生します。
特に運動中や寝ている途中に発症することがおおく、妊娠中や加齢によっても起きやすくなります。
こむらがえりを起こすと、強い痛みを伴います、ほとんどの場合は数分程度で落ち着きます。
筋肉の異常な収縮が原因
筋肉が過剰に伸びたり、収縮したり、無理な動きによって痛めてしまいます。
それを防ぐために2つのセンサーが備わっています。
伸びすぎを防ぐ「筋紡錘」
縮みすぎを防ぐ「腱紡錘」
この中の腱紡錘の動きが低下すると、筋肉が異常に収縮して痙攣することでこむら返りになります。
大事な腱紡錘の機能が低下する要因としていろいろなものがあります。その中でも一番の要因がミネラルバランスの乱れです。カルシウムとカリウムは、筋肉の収縮や神経の伝達をスムーズにする働きがあります。
この2つのミネラルを調整しているのが、マグネシウムになります。3つとも大切ですが特にマグネシウムの不足が腱紡錘の機能低下に関わります。
ミネラルバランスのほかに運動中、睡眠中の発汗による脱水、冷えから起こる血行不良も腱紡錘の機能低下に繋がります。
治療法とセルフケア
ミネラル不足を防ぐ
予防するには、十分なミネラルの摂取が欠かせません。
マグネシウムは、あおさやわかめなどの海藻類のほかナッツ類に多く含まれています。
カルシウムは、牛乳やチーズなどの乳製品、あとは豆腐などの大豆製品、そしてししゃもやしらすなど、骨ごと食べられる魚に多く含有されています。カルシウムは、長芋やサツマイモなどなどのイモ類、バナナやキウイなどの果物類に豊富です。これらの食品はミネラルだけでなく、他の栄養価も優れているので、意識的に摂取しましょう。
運動中や就寝前はしっかり水分補給
運動中や就寝時は水分不足でこむら返りが起きやすくなります。運動中はスポーツドリンクなどで水分とミネラルをこまめに補給しましょう。
また、運動中にカリウムが豊富なバナナを食べるのも予防になります。就寝前にコップ一杯の水を飲むことも有効です。足が冷えやすい人は就寝前に靴下やストッキングを履くのも、予防につながります。
応急処置は患部を伸ばすこと
こむら返りが起きた時応急処置として患部を伸ばしますただし一気に筋肉を伸ばすと肉離れの恐れがありますので慎重に筋肉を伸ばしてください。
こむら返りは基本的には一過性のものです。でもたびたび続くようであれば念のため、循環器内科や神経内科、もしくは整形外科を受診しましょう。
当院ではこむら返りの後の残った炎症を取る電気や予防となる筋肉のストレッチなども行っておりますのでこむら返りはもちろん他にお困りの症状がありましたらお気軽にご連絡下さい!