交通事故のケガと治療について②
こんにちは!大久保ひまわり整骨院です🌻
今回は交通事故によって起こりやすい頸椎捻挫とそのメカニズムについて詳しくお話していきます!
頸椎捻挫とは
頸椎捻挫とはよく『むち打ち』と呼ばれるもので、交通事故などで首に不自然な強い力がかかった際に起こる首の捻挫です。
衝撃を受けた際にムチがしなるように首が動くのでむち打ちと呼ばれています。
いきなりですが皆さんは頭の重さがどれくらいあるかご存知ですか?
頭の重さは約5㎏~6㎏といわれています。それが強い衝撃で前後に揺さぶられれば頭を支える首にはかなりの負担がかかりますよね。
むち打ちになったことにより首のまわりの筋肉だけでなく神経なども傷付けてしまう可能性もあります。
その場合、首の痛みだけでなく、手先がしびれたりめまいが生じたりすることもあります。
受傷後の合併症に関しては、特に頭痛が起きやすいと言われています。
症状が6ヶ月以上続いた場合慢性化として定義します。この慢性化例の約70%が頭痛を合併したとも報告されています。
治療法としては、重症度によって変わってきますが基本は保存療法が多くなります。
受傷3~5日の急性期と呼ばれる期間は患部を冷やすことで痛みをコントロールしたり、頸椎カラーなどを使用して頚椎を安静にした方が治りが早くなります。
そこから症状を取っていくために電気治療などを行い、主な症状が改善され、首を動かせるようになったら運動療法で筋肉を積極的に動かしてあげることも重要です。
運動療法をする際は首よりも肩関節から動かしてあげた方が安全です。
また、事故やスポーツなどで過剰な外力が加わると頭を維持する首の力が弱くなり、首が前に出た不良姿勢になりやすくなります。
首が前に出た状態(ヘッドフォワード)では、日常的に首に負担がかかります。
痛みや首の可動域とともに姿勢を修正してあげることも必要になってきます。
痛み止めや湿布のみの治療だと長引いてしまい慢性症状になってしまう可能性があります。
まずは症状を出来るだけ早く抑えることが最優先です。
事故直後はあまり痛みを自覚していなくても後から痛みが出てきてしまう可能性もあります。その時放置してしまうと時痛や上肢のしびれ、耳鳴りや吐き気などの後遺症がでてしまう可能性があります。
当院では症状を早く抑えるための電気治療と筋肉調整、首の負担をなくす矯正治療も行っていますので、ご自身が交通事故にあってしまった場合や周りの方が交通事故にあってしまった場合は一度当院にご相談ください。